マリーヌ・ル・ペン党首率いる国民戦線(FN)はどれぐらい勝ったのか?
どうか移民問題で「日本の人口が減ったら」というウソにだまされないで!
なでしこりんです。今日はフランスの愛国政党「国民戦線(FN)」の最新情報をお知らせします。フランでの統一地方選挙が3月23日と3月30日の2回に分けておこなわれました。フランスの選挙は、「1回目で過半数をとるか、過半数に満たない時は上位2名による決選投票」が基本なんだそうです。ですから、1回目で決まる市町村もあれば、2回目の投票がおこなわれる市町村もあるんですね。市町村議会議員は「拘束名簿式比例代表制」だそうです。 さて、「国民戦線(FN)」の結果はいかに!?
まず、国民戦線(FN)の得票率からです。
2008年の第1回投票時の得票率0・9%
2014年の第1回投票時の得票率4・8% 2回目→6・8%
続いて国民戦線(FN)の獲得議席数です。
2008年の市町村議員の議席数 60議席
2014年の市町村議員の議席数 1381議席 ww
http://fr.wikipedia.org/wiki/%C3%89lections_municipales_fran%C3%A7aises_de_2014
日本の新聞では「極右躍進」とか書かれていますが、「60議席→1381議席」ですから大躍進どころではないですね!市町村の首長も「14の自治体」で国民戦線の党員が首長に当選しています。フランスのような「保守連合対左翼連合」で選挙が戦われてきた中で、初めて「独立した第三極」が力を持ち始めたんですね。
しかも、おもしろいことに、「次期大統領選挙には誰に投票する?」という調査では、国民戦線のマリーヌ・ル・ペン党首は,なんと「30%」の支持を得ました。フランスの次期大統領選挙は2017年なんですが、大統領選挙は「個人」の人気が問われますから、マリーヌ・ル・ペンさんがフランス初の女性大統領になる可能性が高まってきました。
ある意味、フランスにおける「外国人移民問題」がフランス人の愛国心に火をつけた形になったのでしょう。このフランスの動きはヨーロッパ全土に広まるでしょうし、日本にもその動きは必ず伝わります。後は、日本でどれだけ早く「準備」ができるかです。
国民戦線(FN)は、フランスでは「極右」の呼称をマスゴミが使うことを訴訟を起こすことも含めて、けん制しており、その効果も上がっているようです。また、国民戦線(FN)の政策については何回かご紹介しましたが、民族差別的な言辞は避け、「移民の制限と治安問題」を」重点的に訴え、国民からの支持を集めているんだとか。
ちなみにフランスの全人口は6582万人です。フランスは日本の半分しか人口がありません。日本に「海外移民」を引き込みたい連中は、「このままでは日本の人口は半減する」と危機感をあおってますが・・・フランスは日本の半分です。それでいて、フランスは「世界5位」の経済大国です。日本の「移民論議」ほど「欺瞞的」なものはありませんね。まさに「減る減る詐欺」のようなものです。
日本では、自民党が「建設労働者の海外からの導入」をどのような形にするかはまだはっきりしませんが、もし「移民導入」に門戸を開くようなことをするようなら、日本でも、「移民の制限と治安問題」が大きな政治問題になってくるでしょう。その時は、皆様自身が立ち上がってくださいね!
どうか、耳を澄ませて「歴史の歯車の音」を聞き逃さないでください。人は必ず老い、いつかは必ず死なねばならない運命にあります。つかの間を楽しく生きるもよしですが・・・できることならば、一人でも多くの日本人が、この美しく伝統ある日本と日本人を守る立場で活躍してほしいと思います。フランスでは1321人もの新人議員が誕生しました。日本では来年、統一地方選挙があります。 By なでしこりん