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アンジェリーナ・ジョリーが反日映画を?アメリカは需要があれば「反日映画」を今後も作ります!

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抗議する?6月23日、24日にアンジェリーナ・ジョリー来日!

アメリカが没落すると、今度は「反米映画」の花盛りになるかも?


 なでしこりんです。最近はテレビと同様に、わざわざ映画館に出かけてでの映画鑑賞もしなくなりました。これって、わざわざ映画館に行かなくても、少し待てば「ネット配信」されますし、映画館での不便さは自宅では感じなくてすみますからね。もちろん「大きな画面で見たほうが感動する」とおっしゃる方もおいでだとは思いますが、映画館の場合、真ん中から後ろだと見やすいけれど、前の方しか座席がないと気分が悪くなりませんか? それに映画館だと前後左右の席の人がおしゃべりだと、それが気になって集中できないことがあります。私のように「早送りや一時停止」が好きな人間は、もう映画館は無理かもしれませんね。

  
  


 さて、「アンジェリーナ・ジョリーが反日映画の監督をしている」というニュースが流れ、私の元にも「事実に反する内容の映画の製作と配信を撤回すべき!」 という署名の拡散依頼が来たりしています。もちろん日本人としては「日本軍俘虜収容所での人肉食」という虚構が撒き散らされることに我慢ができないという気持ちは十分理解できます。 でもこれはアメリカ映画ですよね。私は最初から、アメリカ映画やアメリカ人に「道徳観」なんて期待していないし、ある意味、こういうことをするのが「アメリカ人の特性」だと思っています。本当に怒りを抑えられないのなら、アンジェリーナ・ジョリーに「直接抗議」したほうが効果的ではないでしょうか?   

  

 私は 直接見たわけではないのですが、アメリカのテレビドラマに「タイムトンネル」という番組があったそうです。この番組は主に「過去の時代」にタイムトラベルするドラマなんだそうですが、実は「日本向けにには放送しなかった回」が存在するんだそうです。それは「硫黄島でのエピソード」なんだそうですが、古いアメリカのドラマや映画では、「日本軍を敵役」にしているストーリーは結構ありますよね。最近でこそ「硫黄島の手紙」のような「日本人視点」のアメリカ映画もありますが、これもクリント・イーストウッド監督の人間性というよりは「日本の観客」や「日本市場」を意識してのものではないでしょうか。


    

   アメリカ兵は日本軍人の首を狩り、記念品にしたという。

  

 現在も上映されていますが、ディズニー映画の「アナと雪の女王」の興行収入が200億円 を超えたといいます。日本は世界の中でも映画館鑑賞料金が高く、アメリカの映画産業からすると、「日本でのヒットはドル箱扱い」になっているといいます。ディズニーの次回作品は「日本人の少年が主人公」だそうですが、これも「日本でのヒットをもくろんだもの」でしょう。アメリカ映画は、要するに「売れるもの売る」んですね。 そこには「道徳性」など微塵もありません。

 
     
   おなじみの日本軍八つ裂き。最近はアメリカは中国にも番組輸出してます。


 以前のブログでも書いたのですが、中国での映画の主流は「抗日映画」と呼ばれる「日本軍を敵役」に設定した映画ですよね。私は「中国市場」というのは、見かけほどは大きくはないと思っています。中国には13億の人口はあっても、日本人と同じ購買力のある層は1億人にも満たないといいます。しかし、それですらアメリカの映画会社は狙っているのでしょう。アンジェリーナ・ジョリーの映画「アンブロークン」の金主が中国人かどうかはわかりませんが、彼らは「日本以外では売れる作品」と思っているのでしょう。それがアメリカ人です。アメリカは武器だって売りますし、在庫が増えれば戦争だって始める国です。まさか「アメリカはまともな国家」などと思ってはいませんよね。  
   
  
  
   ちなみにこの映画、フィンランド・ドイツ・オーストラリアの合作です。ww


 私たちが暮らしている日本は、アメリカからの情報量が多いですよね。アメリカ映画の多くが、日本でも公開されています。でも考えてみてください。アメリカ人がヒーローになっている映画では、たいてい「どこかの民族が敵役」にされていませんか? アメリカ軍の敵といえば「ドイツ軍」。アメリカにはドイツ系アメリカ人もたくさんいます。アンジェリーナ・ジョリーの旦那さんであるブラッド・ピットは日本でも人気がありますが。彼が2009年に主演した「イングロリアス・バスターズ」という映画をご覧になりましたか? この映画、アメリカ国内では大ヒットしたんですが、全編、ドイツ兵皆殺しの映画でした。日本では大ヒットした、S・スピルバーグが監督した「プライベート・ライアン」や「シンドラーのリスト」を見たドイツ人は、スピルバーグを殺したくなったのではないでしょうか。

  
  


 アメリカ映画は常に敵役を求めています。日本、ドイツ、ソ連、中国、ベトナム、イスラム、タリバン。 私たちは「ばったばったと殺されていく敵役」に思いをはせたことはあるでしょうか? もしかしたら、アンジェリーナ・ジョリーの映画「アンブロークン」は反日国家である中国や韓国で大うけするのと同時に、反米国家であるイスラム諸国でも大ヒットするかもしれませんよ。それはもちろん、「日本人よ、アメリカ兵を叩きのめしてくれてありがとう」という意味でね。


 もしそれでも「アンジェリーナ・ジョリーに我慢がならない人」は、6月23日、24日に、ディズニー映画「マレフィセント」のジャパンプレミアのためにアンジェリーナ・ジョリーが来日しますから「直接抗議」すればよいのです。「間接打撃」を与えたい人は「マレフィセント」の鑑賞拒否運動もあわせてやるといいですね。アメリカ資本の商品の不買もやれば完璧です。アメリカはそれさえ「日本で話題沸騰中!」と映画の宣伝に使うと思いますが・・・。


 繰り返しますが、アンジェリーナ・ジョリーが監督する映画「アンブロークン」は「ただの映画」です。アンジェリーナ・ジョリーを擁護する気など微塵もありませんが、アメリカ映画の企画者は映画会社でありプロデューサーです。よほどの大物でない限り、監督は「雇われ監督」でしかありません。そしてこれは所詮、数週間公開される映画でしかありません。アメリカ人は露ほども「日本人が感じる不快感」を感じてはいません。連中は「ヒットしたらラッキィー」だけです。映画に投資した人がもうかればよいし、利益が出れば「次が作れる」ぐらいしか映画製作者の頭の中にはないでしょう。これをアメリカ人は「ビジネス」と呼んでいるんですね。

   
  
     乱暴はお前だ!


 アメリカの敵役にされている国家や民族はみな不快な思いを強いられてきています。それは日本だけではないのです。私の結論は「捨ておけ!」です。アメリカは「需要があれば」またやります。「需要がなければ」しばらくは作らないでしょう。私たちは怒りをぶつけるより、アメリカに虐げられてきた国家や民族の視点で作られた映画を応援すればよいのではないですか? フィンランド・ドイツ・オーストラリアの合作映画「アイアン・スカイ」のような「映画で笑い飛ばす」、「映画での反撃」こそ、抗議に押しかけたり靴を投げつけたりするよりは、はるかに知的で効果的な反撃と私は考えています。 By なでしこりん

  



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