感染対策が十分なはずのアメリカでなぜエボラの二次感染が?
アメリカのネットでは二次感染した女性看護師の美貌が話題に!
なでしこりんです。アメリカで「エボラ出血熱」の二次感染者が出たようですね。私はこの手の記事では無用な危機感をあおることの方が危険だと思っていますので、今日はアメリカで話題になっていることについてご紹介します。まずは「AFP」の記事からです。
米保健当局は14日、米テキサス州ダラスの病院で死亡したリベリア人のエボラ出血熱患者の治療に従事した医療従事者76人が、エボラウイルスに感染した恐れがあり、監視していると明らかにした。米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のトーマス・フリーデン所長は記者団に対し、監視対象になったのは患者の部屋に入ったり、患者の血液サンプルを取り扱ったりした医療従事者で、今後毎日体温を測ると述べた。
米国内で初めてエボラ出血熱と診断され今月8日にダラスの病院で死亡したリベリア人男性トーマス・エリック・ダンカンさんの治療に関わった女性看護師ニーナ・ファム(Nina Pham)さんがエボラウイルスに感染した。感染経路はまだ特定できていないが、米疾病対策センターのフリーデン所長は12日、感染防止対策に問題があったと述べた。 ファムさんは14日、自身の「体調は良く」、祈ってくれている人たちに感謝しているとする声明を発表した。 (AFP)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141015-00000016-jij_afp-int
アメリカのネットメディアを見てみますと、エボラに感染した疑いのある女性看護師ニーナ・ファム(Nina Pham)さんの「美しさ」に注目が集まっているようです。(そっちかい!ww) Facebookにも「Help Nina Pham」や「Prayers for Nina Pham」というページまでできています。ちなみにニーナさんはベトナム系アメリカ人だそうですよ。ボーイフレンドと一緒なのが唯一男性ファンには「珠に瑕」のようですが、無事、回復されることを日本からも祈りたいですね。
でも・・・・アメリカほど「感染対策」の進んだ国でも医療関係者への二次感染が起こるというのは不思議なことでもあります。巷間言われてきたのは、「エボラは空気(飛沫)感染はしない」ということでした。ちょっとこの辺の説明では不十分な状況変化があるのでしょうか? これって、今後、治療をおこなう人たちの感染リスクを考える上では重要なことですものね。
私のネット上のお友達の中にもドクターやナースの方たちがおいでです。 私は医療関係者の方は無条件に尊敬しています。だって、医療のお仕事ってすごい「高リスクなお仕事」だと思うんです。しかも、細菌とかウィルスは普通は目で見える大きさではありません。実際問題、エボラでの死者の中の医療関係者の状況は「現地の医療関係者も416人が 感染し、233人が死亡(2014年9月23日時点)」という情報さえあります。感染に注意し、対応する知識のある医療関係者でさえ感染し死亡しています。私ができる感染を防ぐ知識と手立てといえば、マスクをすることと人ごみの中に行かないことぐらいでしょうか? でも電車に乗らないわけにもいかないし。結局はなるようにしかならないのでしょうか。
今一番危惧されているのは「生物兵器を使ったテロ」ですよね。ネット記事の中にも、「イスラム過激派がエボラを感染させた工作員を欧米に潜入させる」という話がありました。「生物兵器は貧者の核兵器」ですから、これも決してありえない話ではないでしょう。私は、日本国政府は日本国民の生命を守ることを第一義として行動してほしいです。そのためには、きちんとした防護政策を取るべきですし、そこには「甘ちゃん人権主義」は保留されるべきでしょう。医療関係者や入管関係者がエボラのリトマス試験紙になる前に、本格的な防疫体制が取られることを望みます。 By なでしこりん