アメリカという国は「有色人種」には無慈悲になれる国!
もし中国が日本を侵略したらアメリカは日本を守ると思いますか?
なでしこりんです。 アメリカ人の中にもトニー・マラーノさんやケント・ギルバートさんのように日本の立場で発言してくださる方もおいでですから、私は「アメリカ人を悪く言うこと」はあまりしたくはありません。しかし、アメリカ国務省による日本批判のようなコメントを聞くたびに、「殺人大国アメリカからの説教は聞きたくありません」と強く感じます。「アメリカの歴史って非白人虐殺の歴史」でしかありませんからね。 今日の記事はAFPからです。
米国の人種差別に基づく暴力の歴史に関する新たな調査で、米南部では1877年から1950年までの間に4000人近い黒人が私刑(リンチ)によって殺されていたことが明らかになった。
73年間にわたり1週間に平均1人以上が殺されていた計算になる。
調査を行ったアラバマ(Alabama)州の人権団体「公正な裁きのイニシアチブ(Equal Justice Initiative)」は、現代の人種差別や刑事司法における問題は、米国の暴力の過去に根差すものだと指摘している。
同団体の創設者ブライアン・スティーブンソン(Bryan Stevenson)氏はAFPに対し「ドイツならばホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)の遺産に向き合うことを強いられるが、
米国では逆だ。われわれは自分たちで真実と和解に取り組もうとせず、この遺産が引き起こしている結果に真剣に対処しようとしたことがない」と語った。
同団体が数年かけて行った調査の結果、1877~1950年に南部12州で私刑によって殺害された人数が、従来の調査結果よりも700人多い3959人であることが分かった。
うち大半は1880~1940年の間に発生していた。
またスティーブンソン氏によれば、私刑のうち20%は、驚くことに、選挙で選ばれた役人を含む数百人、または数千人の白人が見守る「公開行事」だった。「観衆」はピクニックをし、レモネードやウイスキーを飲みながら、犠牲者が拷問され、体の一部を切断されるのを眺め、遺体の各部が「手土産」として配られることもあったという。http://www.afpbb.com/articles/-/3039348?pid=0
こういう写真 を見ると、ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」という陰欝な曲を思い出します。白人にリンチされ、木につるされたり、焼かれた黒人たちの遺体は、まさに「奇妙な果実」であり、そこには理不尽な理由で殺されてしまった黒人たちの無念な思いがあるわけですから、ビリー・ホリデイの「奇妙な果実」は陰欝な曲にならざるをえません。こういうことが1950年までアメリカでは行われていたんです。アメリカ人の見せかけの道徳感への過信は禁物です。
私たちの国・日本は、日本防衛においてはアメリカに依存している部分がありますが、アメリカ政府の中枢にいるであろう白人エリートたちは、基本的には白人優先主義者であり、有色人種については「一段劣る」と考えていると思います。それは日本人に対しても同じでしょう。もし中国が日本を侵略し始めたら、アメリカは日本のためには戦うでしょうか? 私は、「アメリカにおける有色人種虐殺の歴史」を思い起こすたびに、「日本を守れるのは日本人だけ」と確信しています。日本は誰にも頼らずに自主防衛の道を歩んでほしいと思っています。 By なでしこりん