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ジブリ映画「風立ちぬ」 宮崎駿はなぜ「ゼロ戦」の設計者・堀越二郎の妻を死なせたのか?

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事実その1:「堀越二郎の妻は若くして死んではいない」

事実その2:「堀越二郎は特高警察の監視対象になっていない」 
  

 なでしこりんです。昨日の夜に放送された「風立ちぬ」という宮崎駿監督の映画をご覧になりましたか? 宮崎駿監督については、ネット上では「あの人は隠れ日本共産党員」説がまことしやかに語られているいるわけですが、もしそうならば「給料の1%」の党費だって結構な金額になりますね。私にはことの真偽はわかりかねますが、映画演劇関係者に共産党員が多いのは公然の秘密ではあります。今回の「風立ちぬ」をご覧になった方は、「宮崎駿は共産党員?そうかもしれないね」とお感じになられたかもしれません。


  
  *「バルス」とは「天空の城ラピュタ」の中で使われた滅びの呪文。「滅びよ!」の意味。

 

 「風立ちぬ」は巧妙に作られた反戦映画と感じたのは私だけではないないはずです。共産党系映画人の手にかかると戦前の日本は暗黒時代で「特高警察」が人権蹂躙のやり放題のように描きます。それはなぜかわかりますか? 今の時代にも警察には「公安部」がありますが、普通の日本国民が公安警察の心配をすることはないでしょう。そもそも公安警察が捜査の対象にしているのは「オウム真理教」や日本共産党を含む極左過激派集団、国内外のテロリストです。日本自体を滅ぼそうと考えている連中が「公安警察の捜査対象」なんですね。

  
  
  ニコライ2世一家は皆殺しにされました。


 日本共産党は1922年に作られます。戦前の日本共産党は、ソ連共産党を中心にした共産主義政党による国際組織「コミンテルン」の日本支部でした。当時の日本共産党は「ソ連型の暴力革命」を目指していたわけです。ロマノフ王朝を暴力革命で打倒し、ニコライ2世一家を皆殺しにしたソ連共産党の日本支部ですからね、そりゃ「捜査の対象になる」のは当然でしょう。日本共産党は「捜査される側」だったんです。


 ちなみに、映画「風立ちぬ」の場面の中には許しがたいウソがあることにお気づきになりましたか? 堀越二郎氏が特高の捜査対象になったという事実はまったくありません。ですから会社ぐるみで堀越二郎氏をかくまったのも「宮崎駿の虚構」でしかありません。宮崎駿がなぜそんなウソを創作したのか? 賢明なあなたならもうお分かりでしょう。

  
 
    
    戦前の日本共産党はリンチ殺人も


 ですから、やたらと登場する「戦争反対」もありません。「戦前の日本は物言えぬ社会」とか「日本の戦争は全部悪」というのは、日本共産党のテロ体質を隠すための「日本共産党の視点=犯罪者側の視点」でしかないのです。反戦映画と呼ばれるものには、「日本共産党の過去の犯罪を隠すことを目的にしている」映画も数多くあるということを押さえておきたいですね。日本共産党の戦前のスローガンは「はっきり暴力革命」であり、戦後は「こっそり暴力革命」なんです。日本共産党は戦前も戦後も「公安の監視対象」ですよ。

  
    


 ゼロ戦の設計者・堀越二郎と、若くして夭逝した妻・菜穂子の純愛ドラマにしては、まずあの二郎の声優の「棒読みせりふ」に軽い脳震盪が・・・・。それと二郎の妹・加代の顔が「火垂るの墓」の節子に見える!ww テレビですから「隠れ反戦映画」でも料金はかからないのでいいのですが、逆にタダだから、「ナウシカ」や「ラピュタ」の感動を期待して不特定多数が見てしまう可能性はあります。視聴率もそこそこ(17%ぐらいは)行くんじゃないでしょうか?  
   
  


 でも事実は堀越二郎氏の奥様・須磨子さんは結核で亡くなってはおられず、二女一男のお子さんをお産みになっています。磨子さんが結核で亡くなられたという記録は一切ありませんから、78歳で亡くなられた堀越二郎氏も、「おいおい、うちの女房を勝手に殺すなよ」とお怒りかも? 「ここは恋人には死んでもらおう」と宮崎駿が考えていたとしたら、名監督ならぬ迷監督としか言えませんね。


   
   
      堀辰雄と矢野綾子 綾子さんは24歳で夭逝


 一方、映画の題名になっている「風立ちぬ」を書いたのは堀辰雄氏。こちらの「風立ちぬ」は、重い病に冒されている婚約者に付き添う「私」の話ですから、宮崎映画とはまったく無関係とは言えません。実際、堀辰雄と恋人の矢野綾子さんは二人とも結核で亡くなっているのは事実です。宮崎映画の中の菜穂子は、あきらかに矢野綾子さんをモデルにしているのでしょう。ちなみに菜穂子の名前も堀辰雄の小説からの借り物です。   


 しかし、宮崎映画は、「堀越二郎氏と妻・須磨子さん、堀辰雄氏と恋人の矢野綾子さんの人生を乱暴にガラガラポンした」感じが否めません。私が引っかかるのは、「実在の人物の人生を勝手に虚構してもよいのか?」という点です。 宮崎映画の影響力を考えると、「ゼロ戦の設計者の妻は早死にした」という間違った情報が拡散されてしまうような気がしてなりません。皆様は、「ゼロ戦の設計者の奥さんは結核で死んだんだ」という受け止めはしなかったですか? 


   
    


 映画制作の場合、制作開始以前にご遺族の了解は取っているはずですが、宮崎駿監督の影響力を考えた時、この映画は、「壮大なデマの拡散を伴う共産党視点の映画」と言えるのではないでしょうか? 私は、宮崎監督の「ラピュタ」や「ナウシカ」は大好きな映画ですが、この「風立ちぬ」はどうしても好きになれません。 「フィクション」と言えども、実在の人物の人生を切り張りするのは明らかに一線を越えています。 あなたは楽しめましたか? By なでしこりん


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