日本とベトナムは時空を超えた戦友なのかもしれませんよ!
もしあの時のベトナムの奮戦がなかったら、今の日本はなかったかもね?
なでしこりんです。私たちが学ぶ「歴史(日本史)」では「文永・弘安の役」のことを「元寇」と言いますよね。当時の日本は、武士の時代で、北条氏が執権政治を行っていました。そこへ二度にわたって元と高麗の連合軍が船で押し寄せてきましたが、これも二度にわたる「神風」によって、元と高麗の連合軍は海の藻屑として消え去ります。私たちは、「神のご加護が日本を守った」と習ったと思います。もちろん、この「神風は史実」なんですね。しかし、世界史的な観点からアジア史を眺めてみると、もう一つ面白い「歴史的な史実」が見えてきます。その話は最後に回して、今日の記事をまず読みましょう。ニュースは「47ニュース」からです。
日本からベトナムへ ×10隻供与決定!
ベトナムが海上警察をこれまでの海軍内の一部局から、独立した司令部を持つ「沿岸警備隊」に格上げする組織改編を決めたことが28日、分かった。ベトナム国防省筋などが明らかにした。
中国の海洋進出をにらみベトナムとの連携を進める日本政府は、ベトナムに対し政府開発援助(ODA)を使った巡視船供与を検討している。だがODA大綱は軍事的用途への使用を禁じており、ベトナムの海上警察が軍組織である点がネックとなってきた。今回の組織改編は供与へ道を開く狙いがあるとみられる。改編はグエン・タン・ズン首相が27日に決定、10月12日付で発効する。「47ニュース」http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013082801002069.html
実は「元寇」では多くの日本人が殺され拉致された。
これは、安倍首相がベトナムを訪問した時に、日本とベトナムの間で、「中国の脅威に対して協力して戦いましょう」ということで「巡視船供与」を約束したんです。ただその時点でが、ベトナムの沿岸を守っていたのが「ベトナム海軍」だったので、「日本としては警察組織なら供与できる」と持ちかけていたんですね。 その申し入れに応えたのが、今回のベトナムの「沿岸警備隊」設置の記事になったわけです。
これはベトナムにとっても、「巡視船10隻」が手に入りますし、実際に任務に当たっていたベトナム海軍の担当者たちにとっても「新しい部隊」になることは歓迎すべきことでしょう。日本にとっても、ベトナムが中国と対峙してくれることは日本の安全保障上有益ですし、日本の造船業界にとっても収益が見込めますからありがたいことですよね。これはなかなか見事な「安倍投手の直球」ですし、ベトナム政府も見事なキャッチングですよね。 さぞやこの知らせを聞いた中国政府は苦虫を噛み潰したことでありましょう。
ベトナムの英雄 チャン・フン・ダオ
さて最後に歴史の話に戻ります。13世紀、膨張政策をとる元のフビライは東は日本を攻撃すると同時に、南はベトナム(当時は「大越陳朝」)を攻撃していました。当時の大越陳朝の軍を指揮していたのが「チャン・フン・ダオ」です。元軍がベトナムを攻めること3回。それでもベトナムは降伏せず、しかも、元軍の3回目のベトナム侵攻の際には、元軍はチャン・フン・ダオの奇策にはまり、数多くの軍船を失い、敗退します。もし、ベトナムのチャン・フン・ダオの奮闘がなければ、元軍による3回目の日本侵攻が行われていたかもしれません。私たち日本人はこの「歴史的な史実」を学んでいませんが、日本とベトナムは「助け合う深いきずなを持った国」なのかもしれませんね。 敵は同じく「元(中国)と高麗(朝鮮)」です。今も昔もどうしようもないやつらですね。ww 「歴史は繰り返す」ようです。 By なでしこりん
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日本がベトナムに巡視船を10隻供与が成立!日本とベトナムには不思議な「縁」があるんですよ!
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