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「命の教育」 なぜ効果がないのか 長崎県・佐世保市で起こった女子高生殺人事件のもう一つの側面

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「平和を愛する人」と「侵略と戦わない人」は同じではないはず!

 戦争という無用な殺戮から家族を守ることを学ぶのが「平和教育」では?


 なでしこりんです。さっそく記事いただきました。私は、「人権教育」や「平和教育」というお題目教育が、「教師による教育力を阻害している部分がある」と強く感じています。今や、「体罰はいけない」というお題目が、教師自身の「教育的指導」を自縛し禁止しているように、「平和教育」というお題目が「自国の防衛さえ否定する」ことにつながっていることに危機感を感じています。日本の教育は「亡国教育」ですよね。 記事は「だめ男」記者です。ぜんぜん「だめ男」じゃないやん!ww


  
  



 「平和主義者が平和をこわす」


 佐世保で悲惨な事件が起きた。最近の教師達の指導は甘い。こういう事件があると教師は「○○君の死を無駄にしないでみんなでがんばろう」「罪を憎んで人を憎まず」と呼びかける。 「二度とこのような事件がなくなりますように」という市民運動もある。


 しかし数年後にまた似たような暴行事件が起きてしまう。 先生らや市民活動家に「悪に対しては毅然と対処する」「悪いことをしたら罰を受ける」という視点がない。「何か対策していたのか?」と先生に問うと、「アンケートをとったが生徒が書かないからわからなかった。指導には限界があります」と腰が引けた事を言う。悪に対しては毅然と闘わなくてはならないのに、指導や監督が甘い。子供がグレたりイジメが増える原因は、こういった大人の甘さや頼りなさにあると思う。


 大平光代が「だから、あなたも生きぬいて」の中で壮絶いじめ体験を語っていた。 彼女の周囲の大人は誰ひとり頼りにならなかった。先生も事の深刻さを理解せずにただニコニコしているだけ。親も先生も医者も含めみんな甘い。見て見ぬふり。傍観者でいるのが平和と勘違いしている。悪と対峙する方法がわからない。悪とも思っていない。私達がお花畑と言ってる状況そのもの。大人全部が彼女の思いを全く無視して勝手に決めつけて我慢を押しつける。正論を言うだけ。

 正論を言うだけなら簡単。どんな時でも正論や綺麗事さえ言っていれば自己の心と加害者の心は救われる。でも被害者は痛い思いをする場合もある。悪を見極め悪の対処を考えないといけないのに、全てが綺麗事で対処される。対処できれば御の字だが、対処できない痛みは被害者にくる。

 生徒に興味が薄くて真剣に向き合おうとせず事なかれ主義で何も対処しない先生。何がどうなったのか真相を追求せずに体面だけを取繕う。いじめた生徒に対してもせいぜい「こらっ」で終わり。いじめた相手と形ばかりの握手をさせて「これで、仲直りや。よかったよかった」と一人納得する先生がいたりする。 なんと無神経なんだろう。 で「あいつチクった」でますますいじめは悪化する。

 不良少年自身も、「未成年だからどうせたいした罪にはならない」とわかっており、少年法に守られている、という事にあぐらをかいている。きれい事だけをいくら教えても無駄なのだ。もっと実情を踏まえた現実的な対処の仕方を教えるべき。それから、少年法には重大な欠陥がある。保護しすぎることで更正のチャンスを奪っている。

 加害の罪に対して罰も与えられていない。少年院には被害者への謝罪や贖罪をうながすためのプログラムや方法がない。被害者が、かけがいのない個人だということも意識されていない。少年を守ろうとする弁護士が登場し、「まずは更正して、心の歪みを正し、事の重大さを理解させ、真に反省させる。これが最大の償い」 「子供のプライバシーを守れ」だのを叫び、 「育ちが悪く不幸な子だったから、未成年だったから、アルコールのせいで正常な判断ができなかったから、更正と社会復帰を優先するべき」などなど、被害者側の人間の気持ちを全く無視した意見を交わす。裁判所も犯罪者に制裁など加えない。むしろ裁判所は犯罪者を救う。罪を犯した人間に更正するチャンスを与える、と言う。

 管理や指導や矯正が必要な場合もあっても、加害少年の保護者にも、そのような措置は行われていない。元々DQN家庭なので、開き直ったりするパターンもあるという。 加害少年は被害者遺族の「怒り、悲しみ、苦しみ、恨み」などの心情を知らないまま、社会に舞い戻ってくる。これでは被害者の傷は癒えない。被害者は少年の成長の踏み台でしかないのか? 遺族は、少年法という理不尽なカーテンのせいで、どんな少年にどのように殺されたのかその後はどうなったのか、事件の背景もわからぬままという事が多い。

 今の少年法には重大な欠陥があり、少年の健全な育成を阻んでいる。善悪の判断能力に欠け、無責任に権利ばかりを主張する人間を作っているだけ。少年犯罪の当事者の現状は、加害者は法に守られ、被害者は法外に置かれる。警察は未成年に対する配慮をし、裁判所も弁護士も少年を庇おうとする。 よってたかって「なかったこと」にしようとしている。 マスコミも事件の真相を掘り下げない。少年が犯した事件ということで、少年は刑務所には行かない。少年院でも更正せず罪の意識もない。反省していない。嘘もつく。 民事訴訟はあるが、自己破産すれば逃げられる。払わなくても罰せられない。

 加害者側の親の誠意のない態度にも傷つく。「関係ありません。子供のしたことですから」と謝罪もない。世論も冷酷だ。子供を殺された親に対して悲しみにじっと耐えながら秘して物言わぬ像を求める。場合によっては「加害者も大変だ」と同情もする。「復讐してやりたいのか?金が欲しいのか?」「早く忘れて」「もう生き返ってこないんだからいつまでも…」と遺族を責める人もいる。被害者遺族はどれだけ無念なことだろう。気力やお金が続かなくて裁判するのも大変らしい。被害者は殺され損だ。


 「いかにして同様の被害が出ることを防げるか」というのも難題だ。結論を言うと防げない。実際の人間の中には、犯罪を繰返す全く更正しない悪人がいる。そして社会の仕組みも法律もそういう現実に対応していない。更生しない人間がいるとは認めたくない。悪を見ようとしない仕組みがある。少年法では、現状にあった裁きができない。このような悪法は改正するべきである。そもそも少年法がここまで被害者を置き去りにするのはなぜなのか。それは少年法のベースに「強者としての国家権力VS弱者としての少年」という構図があるからだ。裁判官と検察官が一緒になると少年は追いつめられ、冤罪も増えるといった類の、「国家権力に対する不信感をベースにした反対論」だ。

 イジメはないとする教師を最近よく聞くようになった。「イジメは無い」とすれば対応する手間が省けるから。 先生は忙しくて面倒くさいから見て見ぬフリをしたのか。 違う。9条を守るとか君が代反対には教師生命をかけるのだから、面倒くさがりではない。

 イジメの対応も、国家間の対応のまずさも、根底にある思想は同じなのだ。彼らには「悪いことをしたら罰を受ける」「悪に対しては毅然と闘わなくてはならない。」という視点が欠けている。しかし教育現場は「人権、平和、平等」「9条を守ろう。戦争反対」こんな類いの空言を言うばかりで、悪に対する闘い方を教えてはいない。「暴力はいけない。私は暴力しない平和主義者です」 こういう事を言う人は確かに立派に見える。


 でも騙されてはいけない。9条を守る気はあっても人命を守る気はないのだ。例えば暴力をふるってくる人がいて、彼らはどうするかというと、何もしない。助けない。いじめも見て見ぬフリだ。 いじめが発覚した時も教師は、『そんなんどうでもいいから』『君が我慢したら丸く収まるから』と言ったそうだから。(記者 だめ男さん) つづきは記事元で http://ameblo.jp/ganbaredameomajide/entry-11901046328.html

  



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