あなたはアンゴラで地雷撤去に活躍する元自衛官を知っていますか?
日本政府、日本人、日本企業の世界貢献を日本人はもっと知るべき!
なでしこりんです。 今日はテレビ東京(7チャンネル)の「ありえへん世界」という番組を見ていて、元自衛官の「福 栄重(ふく えいしげ)」さんのアンゴラでの「地雷撤去活動」を知りました。最近は、テレビ東京のマネをしてか、他の民放でも「世界各地に暮らす日本人の紹介番組」が増えましたが、今日の福さんの活躍は、「日本人ここにあり!」と誇らしく思える内容でした。 以下、テレビ東京による番組紹介より。
地雷除去車を運転する福 栄重さんとコマツの地雷除去車
家族を日本に残し独裁国家で命をかけて子どもを救う日本人
人口約2000人の小さな村・辺境の村マブバスに住む日本人・福栄重さんを取材。電気の配線も自分で行い家を建築したため家賃はタダ。福さんは愛する妻と孫を日本に残して単身アンゴラに移り住んだ。空洞に入れるバオバブの大木にはカルピスソーダのような味がするバオバブの実が成っている。自宅の周辺には地雷原があり福さん自身も踏みそうになった事があるという。薬味代わりにネギを育てとれたての卵は貴重な栄養源だという。
福さんと共に市場に訪れると薬草の数々やバラバラになった携帯電話が売られていた。壊れた携帯電話を分解してまだ使える部分だけ組み合わせて修理しているという。そして、市場を後にし自宅で食事の支度。この日、アボカドのみのスパゲティーを食べた。福さんは日本で暮らす奥さんに数分だけ電話するのが楽しみになっている。
福さんの仕事は地雷除去だった。高校卒業後、自衛隊に入隊し地雷除去の指導などを行っていた。そこで奥さんとなるるみ子さんと出会い結婚、その後、54歳で自衛隊を退職したが自衛隊時代の実績を買われ日本唯一の地雷除去NGOとしてアンゴラへ向かった。現地で目にしたものは地雷の被害に遭う人々の姿だった。幼い子どもが遊んでる最中に手足がなくなる現場を目撃した事もあった。そして福さんは「子ども達が無邪気に遊べる場所を作りたい」と願い地雷除去という危険な仕事に取り組んだ。
地雷除去は日本企業コマツが開発した地雷処理機が使われ、ビットと呼ばれる突起が回転して地雷を破壊する。福さんは地雷処理機のベテラン操縦士として、現地スタッフに操作方法を教えている。マブバスは数多くの地雷が埋められた悲劇の村で畑は地雷原に変わり果て、病院の前の道にも地雷が埋められ罪のない人々が数多く傷ついた。福さんは戦い続け地雷原は畑に生まれ変わり作物を実らせるようになった。そして、病院の前の地雷も全て取り除く事ができた。マブバスで地雷を除去した面積は東京ドーム約30個分に及び、除去した場所に村人のための水汲み場を設置した。http://datazoo.jp/tv/%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%88%E3%81%B8%E3%82%93%E2%88%9E%E4%B8%96%E7%95%8C/789854
中国製の対人地雷は放置されたまま
「地雷(land mine)」は戦争映画にはよく使われる小道具ですが、実際には、「対人地雷」と「対物地雷」があるようです。ネットの戦争映像でよく見かける「IED(即席爆発装置)」も地雷の仲間ですね。ただし、「対人地雷」はわざと火薬の量を減らして、殺すのではなく人体を傷つけることを目的にしているんだとか。ですから、足や手を吹き飛ばされたり、失明したりして、一生、障がいを背負って生きる人を作り出す「悪魔の兵器」とも言われています。
今や「世界の工場」と呼ばれる中国は「地雷の生産国」としても有名です。売ったら売りっぱなしの中国ですから、世界中の紛争国に売られた地雷も回収されずに放置されたままになっているものが既に1億個を超えているんだとか。中国と中国人は無責任なことをせずに、全部掘り返して回収すべきですね。それか中国は責任を持って「地雷撤去費用の負担」をすべきでしょう。これは無理な願いかもしれませんが。
一方、私たちの国・日本は、国家としても地雷撤去費用の最大拠出国であり、さらに地雷撤去装置の開発国として世界に貢献しています。私たち日本国民はこのことを誇りに思ってもよいのではないでしょうか。私は世界各地の「地雷の埋められた場所」で撤去に貢献する日本人と日本企業があることをうれしく思いますし、そのことをもっと多くの日本人に知ってほしいと思います。 By なでこりん
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