二人の日本人青年のインタビューでの返答が今話題に!
この記事はあなたを「日本人に生まれてよかった!」と思わせるかも?
なでしこりんです。「民度」という言葉を私たちはよく使いますが、いくら「日本人は民度が高い」と言っても、1億3000万人うち1億3000万人とも民度が高いとは限りません。それでも日本人は平均的に民度が高いことは間違いないようです。 今日は二人の日本人青年のお話です。
仁川アジア大会で24日、中国競泳男子のスター選手、孫楊が400メートルリレーの決勝で金メダルを獲得した後、「日本の国歌は聞き苦しい」などと語ったことについて、日本のライバル、萩野公介と入江陵介が25日、コメントした。孫楊の過激な発言に対し、いずれも穏やかな物言いだった。中国メディア・騰訊体育が25日伝えた。
孫楊は400メートルリレーで日本を下し、優勝した後のインタビューで、「気持ちいいというだけではなく、中国人に溜飲が下がる思いをさせた思う。日本の国歌は聞き苦しいから」と語った。
この発言について、25日の男子200メートル背泳ぎで優勝した入江と3位だった萩野は試合後、仏AFPの記者の質問に答え、それぞれコメントした。
入江は記者から孫の発言内容を聞かされるとやや驚いた表情を浮かべた後、落ち着いた声で「直接聞いていないのでどういう意図かは分からない。意味の取り違えがあるのではないか。個人的には友達だし、今後も同じ。そうした発言があっても、彼が優秀なアスリートであることに変わりはない」などと話した。
また萩野は「彼が何を言ったのかはっきりしないが、ただ、自分はアスリートである前に素晴らしい人間であるべきだと考えている。僕は一人のアスリートであり、アスリートと呼ばれたことを大事にしたい」と語った。 http://news.livedoor.com/article/detail/9293743/
私がまず最初に感心したのは、入江陵介選手と萩野公介選手の二人ともが、「直接聞いていないのでどういう意図かは分からない。意味の取り違えがあるのではないか(入江選手)」、「彼が何を言ったのかはっきりしないが(萩野選手)」と、発言の真偽を確かめる冷静な判断力を持った「賢い青年」だということです。 私はこの二人の態度は立派だと思います。最近は、「情報に踊らされる」ことが多くなってきましたが、この二人のように、まずは「事実かどうか」を一呼吸おけることは、安易な返答を生まないよい態度だと思います。私なら、「中国の国歌なんて日本人は誰も知りません」ぐらい言ってしまいそう!
入江選手は、「個人的には友達だし、今後も同じ。そうした発言があっても、彼が優秀なアスリートであることに変わりはない」ということを答えていますが、この発言が中国に伝えられたら、中国人は恥ずかしくなるでしょうね。入江選手の発言には「情」が強く感じられますね。
萩野選手の「自分はアスリートである前に素晴らしい人間であるべきだと考えている」という返答もすばらしい。萩野選手の発言からは「清廉」という言葉が思い浮かびます。二人の発言はそれぞれ趣は異なりますが、ともに道徳心に満ちたものであると思います。 きっとこの記事を読まれた方は「良くぞ日本人に生まれたり!」という感慨をもたれたでしょう。 私もその一人です。入江陵介選手と萩野公介選手のお二人には「ありがとう」という言葉を贈りたいですね。 By なでしこりん