衆議院選挙比例ブロックで「次世代」と書くことが最も有効な戦術です!
楽観も悲観せずに次世代につながる展望を持って選挙戦に臨みましょう!
なでしこりんです。「次世代の党」から田母神俊雄氏が、「東京都第12区」で立候補するということでネット上では盛り上がっています。選挙戦が盛り上がることは注目区になることですから、次世代の党にとってはありがたいことです。というわけで今日は「東京都第12区」について少し調べてみました。
前回の衆議院選挙では公明党=創価学会の太田昭宏が自民党の推薦を受け「11万4052票」を集めて当選しています。次点の青木愛は「未来の党」の比例議席で復活しています。青木は今回は民主党に出戻りしてますから民主党から出馬するはずです。 共産党の池内沙織は安倍総理の顔をドラムに貼って叩いたバカです。あんなのでも「4万1934票」を取っているんですね。さすが「日本共産党教」です。「衆議院東京都第12区」は公明党と共産党の強い地盤であることがわかります。
当日有権者数:394,907人 最終投票率:62.98%(前回比:-6.08ポイント)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 | 比例重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 太田昭宏 | 67 | 公明党 | 元 | 114,052票 | 51.4% | 自由民主党 推薦 | |
比当 | 青木愛 | 47 | 日本未来の党 | 前 | 56,432票 | 25.4% | ○ | |
池内沙織 | 30 | 日本共産党 | 新 | 41,934票 | 18.9% | ○ | ||
服部聖巳 | 34 | 幸福実現党 | 新 | 9,359票 | 4.2% |
当日有権者数:393,158人 最終投票率:69.06%(前回比:+1.26ポイント)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 | 比例重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 青木愛 | 44 | 民主党 | 元 | 118,753票 | 45.2% | ○ | |
太田昭宏 | 63 | 公明党 | 前 | 108,679票 | 41.4% | 自由民主党 推薦 | ||
池内沙織 | 26 | 日本共産党 | 新 | 31,475票 | 12.0% | |||
与国秀行 | 33 | 幸福実現党 | 新 | 3,813票 | 1.5% |
当日有権者数:人 最終投票率:67.80%(前回比:ポイント)
当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 | 比例重複 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 太田昭宏 | 59 | 公明党 | 前 | 109,636票 | 43.2% | 自由民主党 推薦 | |
藤田幸久 | 55 | 民主党 | 前 | 73,943票 | 29.1% | ○ | ||
八代英太 | 68 | 無所属 | 前 | 44,279票 | 17.4% | |||
野々山研 | 42 | 日本共産党 | 新 | 26,068票 | 10.3% |
では、田母神氏の「基礎票」はいくらあるのか? これは今年行なわれた東京都知事選挙での得票から推計できます。「東京都第12区」は東京都北区全域と東京都足立区の30分の7の有権者を対象にしていますから、田母神氏の北区の得票と足立区の30分の7の得票分を見てみましょう。http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/h26chijisokuho/h26chi_kai_033.pdf http://www.city.adachi.tokyo.jp/senkyo/chiikibunka/kuminsanka/senkyo-g-sosenkyo.html
北区 1万6605票
足立区 5964票 (*足立区での得票2万5561票の30分の7)
合計すると2万2569票になります。もちろん選挙の投票率が都知事選は「46・14%」という低投票率でしたから一概に単純比較することには無理はありますが、私は、組織をまったく持たない田母神俊雄候補が、北区と足立区の一部から2万人以上の都民の支持を集めたことの方がすばらしいと思います。と同時に小選挙区での戦いの困難さも感じますね。それは田母神氏も承知の上のことでしょう。
小選挙区は「候補者個人名」のみ
衆議院の比例は「党名」以外は無効です!(*参議院の比例は個人と党名の両方可)
衆議院選挙は「当選者1名を選ぶ小選挙区」と、ブロックごとに「政党名で比例する比例区」でできています。衆議院比例区は参議院比例区とは異なり、当選者の順位があらかじめ決められた「拘束名簿方式」を取っていますから、「名簿上位の候補者」は小選挙に出なくても当選できます。(名簿順位を同じにして惜敗率で決めることもできます)。
田母神氏もそんなことは百もご承知でしょうから、ここは次世代の比例上位者のために「汗をかく覚悟」をされたのだと思います。私は楽観論には立ちませんが、同時に悲観論にも立ちません。これは計算された戦術なんです。比例東京ブロックから次世代の当選者を出せたら田母神氏の勝ちです。
比例東京ブロックでの次世代の候補者は、石原代表はすでに下位での名簿搭載を希望されていますから、今回の選挙は「選挙戦のみの最後のご奉公」になります。東京ブロックで次世代の議席が「1」なら名簿最上位者が議席を得ることになります。山田宏幹事長は、前回は「名簿順位3位」で当選。東京都第19区(国立市・国分寺市・小平市・西東京市)からも立候補し、6万4857票を獲得されています。次世代・比例東京ブロックの最有力は山田宏幹事長ですが、田母神氏の名簿順位と得票によってはダブル当選もありえます!もちろん、山田、田母神両氏以外の次世代候補者にも当選の可能性はあります。ただし東京ブロックの場合、1議席を得るには44万票以上が必要です。2人だと90万票以上です。
「百年兵を養うは一日にこれを用いんがため」という名言がありますよね。私は選挙戦はズバリ「戦(いくさ)」だと思います。そしてこの戦は、「人の心をとらえる」という大変難しい戦だと思うんです。前にも書きましたが、公明党=創価学会や共産党は、障がい者であろうが投票所に連れて行き1票を投じさせています。ことの良し悪しは別にして、そういう相手と私たちは戦っていることを忘れてはいけないと思うんです。
私は今回の衆議院選挙は基本、「小選挙区は自民、比例区は次世代」でよいと思っています。もし、次世代の党を大きく強くしたいと心から願うのなら、来年の統一地方選挙に次世代の旗を掲げて多くの愛国保守の志を持つ人たちが立候補すべきです。そういう下からの積み重ねがあってこそ、支持者を増やして大きな選挙戦に勝ち進めるのではないでしょうか? 選挙戦を盛り上げることは大事ですが、同時にその目はしっかりと足元と未来を見据えていたいですね。 By なでしこりん