10分300万円で危険地帯に行かせたテレビ朝日社長の責任はどうなる?
「韓国の犯罪は報道しない」という日本のマスゴミのほうが危険な存在!
なでしこりんです。テレビ東京の番組に「カンブリア宮殿」という経済トーク番組があります。毎週木曜日の夜10時から放送しているのですが、今週29日の放送で「関西ペイント」を取り上げていました。番組の中でとても印象に残った場面があります。それは、関西ペイントが、サウジアラビアのメッカにある世界最大の礼拝堂を塗装する仕事を請け負った場面の紹介なんですが、メッカはもちろんイスラム教の最高の聖地であり、サウジアラビアは意外でしょうが「イスラム教原理主義」を信奉する国家。教義は厳格であり、特に女性への抑圧は本当に悪質な国家でもあります。
関西ペイントは、サウジアラビア最大のゼネコン・ビンラディングループと提携して、イスラム教の礼拝堂を塗装する仕事を獲得したわけです。イスラム教徒の礼拝堂には「非イスラム教徒」は立ち入ることができません。そこでテレビ東京のスタッフがとった行動が秀逸でした。
非イスラム教徒であるテレビ東京のカメラマンは、「入ってよい場所」までの撮影を行い、「入ってはいけない場所」からは、現地のイスラム教徒のカメラマンにカメラごと手渡したんです。もちろん、現地のカメラマンは仕事のできる人であり、イスラム教の礼拝堂の塗装場面はきちんと撮られていました。
テレビ東京のスタッフは賢いですね!
高額報酬での危険取材は止めさせるべき!テレ朝社長吉田
昨日も お伝えしましたが、朝日新聞の金井和之記者たちが、「渡航禁止勧告」の出されているシリアに入国しています。フリーカメラマンの後藤健二さんを「10分300万円」で危険地帯に送り込んだのは他ならぬ朝日新聞グループのテレビ朝日。ちょっと朝日新聞関係者の判断力を疑わせえることが連続していますね。こういう「渡航禁止勧告」を無視しての取材活動は許されてもよいのでしょうか?
欧米のメディアの中には「危険地帯へ入った記者からの素材は買わない」と決めているメディアもあるんだとか。高額報酬が招く危険性を理解しているのでしょう。それこそ、ニュース素材を買うのなら、現地に暮らす人からの素材ならともかく、「明らかに外国人である」「明らかに非イスラム教徒である」記者は、もう、シリアやイラクでの「ISILの潜在支配地」での取材は止めるべきではないでしょうか?
「自己責任」とは、他者に迷惑をかけないことです。「湯川さんの死、後藤さんの死」は日本人としては残念な結果ではありますが、「危険地帯に行けば殺される」ことを日本人に教訓として残しました。そして、「日本人を誘拐しても日本からは何も奪えない」ことをテロリストに教えました。私は世界中に暮らす日本人にとって、「誘拐される危機は一ランク下がった」と思っています。世界中に暮らす日本人、海外に出かける日本人はこのことを強く感じていると思いますよ。
犯罪者は野放しにしておいてはいけません。犯罪者は捕らえて罰するべきです。それ以外に犯罪をなくすことはできません。ちなみに韓国では1月3日から誘拐されたままになっている日本人留学生はいまだに発見されていません。「韓国での犯罪は隠す」。それこそ、こういう日本のマスゴミこそ日本人にとっては「一番危険な存在」かもしれませんね! By なでしこりん
*「日本人留学生行方不明事件」
今年の1月3日から韓国の西部、忠清南道瑞山市の韓瑞大学に留学中の山田悟視さん( 21 )の行方がわからなくなっている事件。当初、女性と見られていたが、被害者は日本人男性。この事件を報道している日本メディアは大変少ない。「韓国人の犯罪を報道すると差別を助長するから報道は控える」という「韓国コード」が日本メディアの中にあることが知られている。