カサスベ中尉の死の悲しみをヨルダン国民と分かち合いましょう！
同時に人質にならぬまま殺された無辜の人々にも思いをはせましょう！
なでしこりんです。何と言えばいいのか・・・ＩＳＩＬ（いわゆるＩＳＩＬ殺人集団）に捕らわれていたヨルダン空軍のパイロット・モアズ・カサスベ中尉が殺されました。記事はＡＦＰ・時事からです。
AFP通信は4日、過激組織「イスラム国」が人質に取っていたヨルダン空軍のパイロット、モアズ・カサスベ中尉を焼殺したとする動画を公開したと報じた。信ぴょう性は確認されていない。イスラム国は1月末、ヨルダン政府がイラク人女死刑囚を釈放しなければ、カサスベ氏を直ちに殺害すると警告。ヨルダンは釈放に応じていない。（時事通信） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150204-00000007-jij-m_est
私は ＩＳＩＬの残虐映像をいくつか見ていますが、殺人者が手持ちの携帯電話の撮影機能で撮影したもの以外に、「撮影のプロ」が関与したような、何台ものカメラを使った「凝ったつくりの映像」のもあります。ＩＳＩＬの兵士募集の映像なども「映画のようなつくり」になっていて、何かしら撮影者に病的なものを感じたりしてました。今回のモアズ・カサスベ中尉の虐殺映像もきわめて悪趣味であり、撮影者の狂人的な病質がさらに強まった印象です。大変残虐な映像ですが、「ＩＳＩＬとは何か？」を知りたい人と憲法９条信者は見るべきでしょう。 注意！ http://i.imgur.com/KasCWr7.gif
時事通信の記事は「信ぴょう性は確認されていない」となっていますが、トリック撮影だとするとハリウッド映画レベルでしょうし、人命をなんとも思っていないＩＳＩＬなら、トリックより実演させることを選ぶのではないでしょうか？ ＩＳＩＬは殺人を楽しみ、自己陶酔している狂人集団のように見えました。そして、この異常な虐殺映像もまた「精神異常者を呼び込むＩＳＩＬのプロパガンダ」であることに注意すべきです。なお、ヨルダン政府は、モアズ・カサスベ中尉が殺害されたのは「先月の１月３日」としており、「人質交換交渉」そのものがＩＳＩＬによる詐欺行為と判断しているようです。
この子どもたちが殺される理由ですか？それは異教徒（ヤズィーディー教徒）だから・・・
今回の映像は、ＩＳＩＬの暴力を止めようとしているアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、デンマーク、カナダ、オーストラリア、トルコ、ポーランド、オランダ、ベルギー、サウジアラビア、ＵＡＥアラブ首長国連邦、ヨルダン、バーレーンの人たちへの「脅迫」でしょう。空爆の被害シーンも映像に組み込まれいますから、「ＩＳＩＬを空爆したらこうなるぞ！」というのが「生きたまま焼き殺す」ということなんでしょう。ＩＳＩＬの虐殺を止めようとしている国への脅迫は日本の比ではありません。
でも どうでしょう？ ＩＳＩＬの暴力を止めさせるために立ち上がった人たちが、そんな脅迫に屈するのか？ ＩＳＩＬの脅迫に屈することはＩＳＩＬによる虐殺行為を認めることになります。ＩＳＩＬの殺戮行為を棚に上げて、ＩＳＩＬ非難を行なった首相を非難するのは、世界広しといえども「日本の一部バカ」だけでしょう。殺人者は捕らえて罰しなければ平和などありえません。あなたは近くに殺人鬼がいたらどうしますか？ ＩＳＩＬはもはや「イスラム過激派」などではなく、ただの殺人鬼です。世界中の人々はカサスベ中尉の無念を心に刻むでしょう。カサスベ中尉よ、安らかにお眠りください。 Ｂｙ なでしこりん