次世代の党って支持者台帳とか整備してないのかな?
きちんと票読みを行ない、票の移動をやっていれば当選できた人もいる!
なでしこりんです。統一地方選挙が終わりました。「次世代の党」から立候補された方、また候補者を応援された方、本当にご苦労様でした。候補者になられたにもかかわらず当選に至らなかった方は「私の不徳の致すところ」などと思わないで下さい。不徳は候補者の方にあるのではなく、「次世代の党」の選挙のやり方にあるのですから。今回の敗北の責任は候補者にはありません。
翌日開票 された東京の区議会の結果を見て、私は「ある事」に気付きました。皆様はこの結果をどうご覧になりますか? (NHK選挙http://www3.nhk.or.jp/senkyo/#skh_4911_63 )
東京・杉並区 小林 優美 4,279票 8位/48 当選
東京・杉並区 栗林 寿行 1,171票 58位/48 落選
東京・大田区 犬伏 秀一 6,383票 4位/50 当選
東京・大田区 須藤 英児 2,549票 53位/50 落選
お二人とも山田宏・前次世代の党幹事長の応援を受けていますが・・・
東京・杉並区から立候補し当選した小林優美さんは正確には「次世代の党」の候補者ではなく「無所属」としての立候補者ですが、次世代の党の前の幹事長・山田宏前議員の応援を受けています。一方、栗林寿行氏は次世代の党の看板をしょって立候補しましたが、こちらも山田宏前議員の応援を受けましたが1000票ほど足らず落選しました。(山田宏前議員は元杉並区長でもある)
東京・大田区からともに次世代の党の看板をしょって立候補した犬伏秀一氏は6,383票を獲得して当選しましたが、須藤英児氏は最下位当選者に400票足らず落選しました。
選挙は投票箱が閉まる前に終わっている!
もちろん 選挙ですから「投票箱を開けてみないとわからない」・・・・と次世代の党の幹部が考えているとしたら、プロの政治集団としては失格でしょう。私から見れば、次世代の党の選対幹部は、選挙の素人にしか見えません。もし賢い選対幹部がいれば、栗林氏や須藤氏の票の足りなさは察知できたし、票の移動で二人は当選できました。実際、公明党や共産党は票の移動をきちんとやって当選させています。もしかして次世代は支持者台帳とかを作っていない?
今回 の選挙に立候補された方たちの「熱い思いと犠牲的精神」には心から敬意を表したいです。少なくとも政党は、立候補者の努力を無にすべきではなく、落選を候補者の自己責任にすべきではありません。落選された候補者をきちんとフォローし、次の選挙につなげることがことができない政党には未来はありません。地方自治体の議会という、もっとも有権者に近い場所に議員を持たない政党などには未来はないのです。市区町村の集合が都道府県であり、都道府県の集合が国家です。地方議員こそ政党の根っこなんだと私は思っています。根っこの弱い木に立派な花は咲きません。 By なでしこりん