突然の電話から伝えられた「党本部通達」とは?
書いている本人もハラハラドキドキしてます!ww
Previously on "The patriot of a red pond"
「今から2年前。東京」
中国大使の程 永華に呼び出された自民党の派閥領袖の一人・二階俊博と、自民党選挙対策局長・河村 建夫は、程大使から「ある依頼」をうける。それはなんと、赤池誠章と西村眞悟の「政治的抹殺」であった。http://ameblo.jp/fuuko-protector/entry-11578568574.html
第二章・・・「今から2年前。山梨」
山梨の夏は暑い。炎天下の中、男は家々を訪ね歩いていた。男の顔を見た中年女性が声をかけた。
中年女性:「あ~ら、まさあきちゃん、暑いのにごくろうさま。今回は残念だったけど、次は絶対だからね」
男:「ありがとうね。議員は落選しても、みなさんの日々の生活はあるから、困ったことがあればいつでも連絡してな。できることはやるからな」
男の名前は「赤池誠章」。赤池は、衆議院選挙に山梨1区から自民党候補として立候補し、民主党の小沢鋭仁に敗れていた。周囲はもとより、赤池本人も「捲土重来」を期していた。 赤池の心中にあるのは山梨県民のことと、民主党によって蹂躙される日本国のことである。 日本が「切り売り」されるのを黙って見ているわけには行かなかった。しかし、赤池ができることは、支持者の家を一軒一軒まわり、彼らの要望をくみ上げることしかなかった。
支持者台帳をめくっていた時、突然、赤池の携帯電話がなブルブルと振動した、
赤池:「はい、赤池まさあきです」
清水:「ああ、赤池さん。県連の清水です。ちょっと、県連本部まで来てもらえるかな」
清水は、自民党会派の県会議員で、自民党山梨県連の会長である。普通、県連の会長は衆参どちらかの国会議員がなることことが多い。山梨県は、自民党の重鎮であった堀内 光雄の地元であったが、堀内自身も民主党候補に敗れ、政界を引退していた。ある意味、山梨県連は、「機能不全」に陥っていた。
赤池:「清水さん、急用ですか。今、支持者周りの途中なんですが」
清水:「支持者周り? あ~、それはムダだから」
赤池:「ムダ? ムダというと」
清水:「電話ではなんだけど・・・・あんた、衆議院選挙の候補者からはずされた」
赤池「衆議院選挙の候補者からはずされた!・・・・それは県本部の決定ですか!」
清水「県じゃなくて、自民党本部からの通達」
赤池「自民党本部からの通達・・・・・なぜなんだ!」
長年かけて集めた支持者台帳が赤池の手からすべり落ちていった。
赤池は、目の前が暗くなっていくのを感じた。
つづく By なでしこりん
この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
赤池誠章Facebookより https://www.facebook.com/akaike.masaaki?fref=ts
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ドラマ・2013参院選、「208319の奇跡、赤池誠章・物語」その②、それは突然やってきた!
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