赤池誠章を衆議院候補者からはずした巨大な力
残された道は「無所属」での立候補しかないのか?
Previously on "The patriot of a red pond"
第二章・・・「今から2年前。山梨」
再起を期して、支持者周りに励んでいた赤池のもとに、自民党山梨県連の会長の清水から電話が入る。
清水:「電話ではなんだけど・・・・あんた、衆議院選挙の候補者からはずされた」
赤池「衆議院選挙の候補者からはずされた!・・・・それは県本部の決定ですか!」
清水「県じゃなくて、自民党本部からの通達」
赤池「自民党本部からの通達・・・・・なぜなんだ!」http://ameblo.jp/fuuko-protector/entry-11578603929.html
第三章・・・「2012年。山梨」
赤池は早速上京し、当時の自民党幹事長、石原伸晃と選対局長の河村建夫に事の真偽を確かめた。しかし、党本部は「決定は山梨県連の意向」といい、山梨県連は「党本部の意向」という。 赤池は、この不毛の論議に疲れ果ててしまった。 赤池は結局、衆議院山梨1区の支部長の座を奪われ、「日本を取り戻す」のスローガンを掲げて再登場した安倍総裁指揮下の衆議院選挙には立候補できなかった。赤池の代わりに立候補したのは、2010年の参議院選挙に、民主党現職・輿石東の対抗馬として立候補し、善戦した宮川典子であった。赤池には「無所属」で立候補する道もあった。そのことを赤池後援会から求められた時に赤池はこう言った。
宮川は54930票を獲得して当選
赤池:「皆様の今までのご支援にはどれほど感謝しても感謝しきれるものではない。 しかし、保守が分裂して利を得るものは誰か。私や皆様の意地のために、売国政策を進める民主党を利することができましょうか。 私は、宮川候補の応援に回ろうと思う。 どうか皆様も、ここはこらえて宮川候補当選のために、今一度赤池に力をかしてほしい」
会場のあちこちから「おえつ」がもれた。実際に悔し涙を流している赤池後援会の会員もいた。赤池は苦楽をともにしてきた後援会員一人ひとりの手を握りながら何度もわびた。
赤池:「本当に申し訳ない。私の力不足で皆様の期待を裏切ってしまった。 私は、今度の選挙の応援が終わったら政治の世界から足を洗おうと思っている。」
後援会員:「先生、政治をやめてしまうずらか。日本を売国奴の連中の好き勝手にさせるずらか」
その時だった。赤池後援会の会長の天野丈重が血相を変えて飛び込んできた。
天野:「先生、電話ずら! 本人からずら!」
赤池:「本人・・・・」
つづく By なでしこりん
この作品はフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
赤池後援会の前で話をする赤池誠章。後援会からは無所属でも立ての声も強かった。
↧
ドラマ・2013参院選、「208319の奇跡、赤池誠章・物語」その③、閉ざされた候補者への道
↧