たくさんの「草の根の善意」が日本とパラオの友好に貢献しました!
パラオほど、「戦前の日本の善政」を証明している場所はありません!
なでしこりんです。みんなで取り組んだ「パラオ救援草の根募金」に対して、駐日パラオ大使館のフランシス M マツタロウ大使から「感謝のメッセージ」が届いていますのでご紹介いたします。
We Are Friends
日本の皆様へ感謝のメッセージ
駐日パラオ共和国大使館
2013 年 11 月 7 日朝、スーパー台風ハイヤン(台風 30 号)が時速 160 マイルを超える強い風を伴ってパラオ北部を襲いました。パラオ大統領は 10 日間の非常事態宣言を発出しました。その後の被害調査によると、この災害からの復興に必要な費用は、1000 万米ドル近くに達するとされています。
日本の皆様は、支援に立ち上がってくださいました。4000 名を超える方々が、義捐金を大使館に寄せてくださいました。心に響くメッセージを添えてお手紙でお送り下さった方。大使館の救援基金口座に直接ご送金下さった方。 そして、路上に立って募金活動をして下さった方もいらっしゃいました。またある方は、「パラオの皆さんへ」と書いたメッセージをつけて、家族で貯めた小銭で満杯になった貯金箱を持って大使館にお越しになりました。まさに、真の友人であります。私たちは深く篤く感謝致しております。
2014 年 1 月 31 日現在、ひとりひとりの義援金が積み重なって、総額 4025 万 0096 円 が在京パラオ大使館に寄せられています。レメンゲサウ大統領は、パラオ政府をあげて被災地の完全復興に向け全力を尽くすと約束致しました。そして「日本の友人たちからの心温まるメッセージと義捐金によって、我々はゴールに一歩近づいた」と付け加えました。
在京パラオ大使館を代表し、心から感謝の気持ちとともに、2014 年 1 月 31 日をもって、義援金口座を閉じることをここに発表致します。皆さまどうもありがとうございました。
フランシス M マツタロウ
パラオ共和国特命全権大使
台風30号によって大きな被害を出したフィリピン。日本の官民あげてのフィリピンへの支援はすばらしいことではありますが、台風30号の進行コースの直下にあった「パラオ共和国」については、当初は「200万円相当の現物支給」という報道に驚かれた方も多かったと思います。パラオのカヤンゲル島での家屋の全壊という報道と、それでも死者はゼロという報道に一喜一憂もしました。
パラオは、1945年以前は「日本の信託統治領」でもありましたので、パラオと日本は古くからの友好関係を持ち、そして大切にしてきました。「政府に金を出せではなく、私たちの手で義援金を送ろう!」と感じた人も多かったと思います。その結果、自然発生的に、「パラオ支援草の根募金」がネットをとおして広まりました。
今回、皆様の善意で、4025万96円ををパラオ政府に送ることができました。私は今回の義援金活動を通して、日本人の思いがパラオの皆様に届いてくれたらうれしく思います。安倍総理は、平成26年度から2年間をかけて、パラオを含む南西諸島の訪問計画を公表されました。きっと、パラオの復興のためのプロジェクトもお考えになっておいでだと思います。
最後に、日本とパラオの関係の深さを知る上での面白い情報をお伝えしておきましょう。すでにお気づきだと思いますが、駐日大使のお名前は「フランシス M マツタロウ」大使です。そして、この方の「マツタロウ」は、日本人の名前の「松太郎」に由来しています。ちなみにこの方は「日系」ではありません。日本風の名前を持つ人が多いのは、日本が戦前にパラオに文化を広めたんですね。その時に、「名前をつける」事も始まったんです。ですから、「松太郎」は普通は「名前」ですが、パラオでは「姓(ファミリーネーム)」として使われたんです。他にも、イチロウ、サブロウ、アイタロウ、ダイジロウ、トヨミ、トキエも使われていますし、カトウサン、イチカワサンと「さん付け」のもの使われているそうです。中には日本の人名ではなく、大工道具まで姓に使っているパラオの人もいるんだそうです。その方のお名前は「エリザベス・○○○○」さんなんだとか!本当に心から「日本時代」を愛してくださっていることが伝わってきますね。パラオに行きたくなりましたね! By なでしこりん