ニューヨークタイムズと毎日新聞とNHK、なんか中国の臭いがするね!
国務省の報道官発言を実際に読んで『事実』の確認をしてみましょう!
なでしこりんです。皆さんは「踊り」はお好きですか? 自分の意思で踊るのは楽しいですが、「他人の意思で踊らされる」ことほど不愉快なことはありませんね。「ニューヨークタイムズ」が発信し、NHKや毎日新聞が日本向けに配信している記事を見て、「アメリカは中国の防空識別圏を認めた。日本はアメリカにはしごをはずされた」と嘆くことは、まさに「踊らされている」ことに他なりません。こういう時は、面倒でもあっても「ニュースソース」を確認すべきです。 まずは「毎日新聞」の記事を見ましょう。
私は自衛隊の皆様を信頼しています。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は29日、中国が設定した防空識別圏を米民間航空機が通過する際、中国当局に飛行計画を伝えるよう航空各社に要請する方針を米政府が固めたと報じた。 同紙の取材に、複数の米当局者は事故や偶発的な衝突による民間人の危険を避けるための措置としている。同日夜、中国が防空識別圏設定後初めて戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した数時間後に決定したという。
中国は23日に防空識別圏を設定し、通過する航空機に飛行計画を提出するよう各国の航空会社に義務づけた。日本国内の航空各社は一時、計画を提出していたが、政府が「設定を認めることになる」として提出しないよう要請したため、27日以降は提出していない。
米国は当初から「設定は無効だ」として軍による警戒監視を続けるなど日本と歩調を合わせ て中国に対抗していた。報道が事実であれば、中国の防空識別圏設定を米国が容認する形となり日本は難しい立場に立たされることになる。 (毎日新聞) http://mainichi.jp/select/news/20131130k0000e030181000c.html
まず、「毎日新聞」の記事を検証しましょう。「中国が設定した防空識別圏を米民間航空機が通過する際、中国当局に飛行計画を伝えるよう航空各社に要請する方針を米政府が固めた」という部分からは、何か「アメリカ政府の国務省」が正式に発表したような印象を受けます。最後に、「報道が事実であれば、中国の防空識別圏設定を米国が容認する形となり日本は難しい立場に立たされることになる。」と、「報道が事実であれば」と「仮定条件」をつけて「日本は難しい立場」になることを(毎日新聞は)期待しているようです。 ではなぜ「報道が事実であれば」などという「仮定条件」を毎日はつけたのでしょうか? もしかして「やましい気持ち」でもあるのでしょうか?
では、「アメリカ国務省記者会見記録」を私たちの目で確認しましょう。英語の誤訳があればご指摘ください。
「国務省の定例ブリフィーング(記者会見)」での質疑応答です。
Question: Is there any specific guidance or information we are giving to U.S. carriers operating in China's recently declared Air Defense Identification Zone (ADIZ)?
質問: 最近、中国が宣言した防空識別地帯(ADIZ)で運航している米航空会社に伝えている何か特定の説明や情報はありますか?
Answer: Freedom of overflight and other internationally lawful uses of sea and airspace are essential to prosperity, stability, and security in the Pacific.
We remain deeply concerned by China's November 23 declaration of an "East China Sea Air Identification Zone."
答え: 領空飛行の自由と海と空域の他の国際的に合法的な利用法は、太平洋での繁栄、安定性と保安にとって非常に重要です。 私たちは、中国による11月23日の「東シナ海航空識別圏」の布告を深刻に懸念しています。
The U.S. government generally expects that U.S. carriers operating internationally will operate consistent with NOTAMs (Notices to Airmen) issued by foreign countries.
Our expectation of operations by U.S. carriers consistent with NOTAMs does not indicate U.S. government acceptance of China's requirements for operating in the newly declared ADIZ.
米国政府は、国際的に運航している米航空会社が、外国によって出された「航空情報」にそって運航することを予想します。 航空情報にそった米航空会社による運航の予想は、最近布告された防空識別圏での中国の要求を米国政府が承認したわけではありません。
まずこれは「質疑応答」の会話であることを押さえて下さい。国務省のトップはケリー氏ですが、これはケリー国務長官の発言ではありません。質問しているのが記者で答えているのは国務省のサキ報道官です。サキ報道官はまず最初にはっきりと、「アメリカ政府は 中国による11月23日の『防空識別圏』の布告を深刻に懸念している」と述べています。 さらにサキ報道官は、「航空情報(NOTAMs)」という言葉を使っていますが、決して「飛行計画書(Flight plan)」とは言っていませんね。そして最後には、「アメリカの航空会社が航空情報に従うことと、アメリカ政府が、『中国が発表した防空識別圏』を認めることとは違いますよ!」と断言しています。 もうお分かりですよね。
これはいわゆる「飛ばし記事」のたぐいではないでしょうか? 反日で有名なニューヨークタイムズや毎日新聞の「願望」」を作文してみただけの「やらせ記事」だと私は思います。NHKも同じ目論見で放送しているではないでしょうか? 「中国当局に飛行計画を伝えるよう航空各社に要請する方針を米政府が固めた」なんて言っているように読めましたか? 私には「想像力」がないので、毎日の記者のようには理解できません。基本、アメリカ政府のスタンスは、「政府(米軍)と民間航空会社は違いますよ」ということが中心ではないでしょうか。まあ、この後、どういう「続報」が来るかが楽しみですが、いろんな「工作」をしてくる連中がいるんですね。 特に「ニューヨークタイムズ」ソースは気をつけてください。ろくな連中がいませんから! 今日は毎日新聞の記事でしたが、普段は「朝日新聞」とキャッチボールをやっている連中ですからね。 記事を読まれたあなたはどう思われましたか? By なでしこりん
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その記事待った~!「アメリカが中国の防空識別圏を承認?」、米国務省記者会見原文を翻訳してご紹介!
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